玉ねぎで腹痛が起こる原因と対処法!赤ちゃんに与える時や食べ合わせに関して

玉ねぎ 腹痛

常備しやすく、いろいろな料理に使えることで 大人気の玉ねぎ!しかし、玉ねぎを食べることで腹痛を起こすことがあります。

玉ねぎによる腹痛の原因として、ほとんどが玉ねぎに含まれる【アリシン】が原因とされています。ここでは、玉ねぎによる腹痛の原因と対処法についてご紹介します。




玉ねぎによる腹痛の原因【アリシン】とは?

玉ねぎ

玉ねぎによる腹痛の原因でもある【アリシン】は、血液中でビタミンB1と結合することにより長時間血液中にとどまり、ビタミンB1の働きを助けます。

ビタミンB1は疲労回復の効果が非常に高いですので、疲労回復効果を持続する働きがあるのです。

アリシンで腹痛を起こすのはなぜ?

玉ねぎ 腹痛

アリシンには強い抗菌・抗カビ作用があります。玉ねぎを摂取することにより起こる腹痛の原因はこの抗菌作用にあります!!

体内に摂取されたアリシンは、腸内でその抗菌作用により悪玉菌を排除します。この時、同時に善玉菌にも同じように作用することがあるので、腸内の菌のバランスが乱れてしまい、その結果腹痛や下痢という症状が現れるのです。

しかし、食べ過ぎやアレルギーの方を除いて、普通に摂取するには何も問題ありません。

玉ねぎを食べ過ぎた場合はどうすべき?

玉ねぎの食べ過ぎによって腹痛が起きることは分かりましたが、実際に「食べ過ぎてしまったときはどうしたらいいのか」ですよね。

吐き気や腹痛が起きてしまった時はまずは食べることをやめるのが一番です。もしかしたらアレルギーの可能性があるので様子を見ることが重要です。また、症状が続いたり急に出るようであれば一度病院で診察してもらいましょう。

食べ過ぎのボーダーラインは人それぞれ異なります。体調によっても変わってきます。通常の食事で食べる分には問題はないと思いますが、少量でも何か体に変化がある場合は注意が必要でしょう。

胃痛や臭いがある時は温かい飲み物がおすすめ!

温かい飲み物

玉ねぎは血液をサラサラにしてくれるという、とても優秀な食べ物です。そんな玉ねぎですが…玉ねぎの栄養である「硫黄化合物」「ケルセチン」といった成分を取りすぎてしまうと体に異変を起こす人もいます。多くみられる異変ですが、「胃もたれ、胃痛、下痢、おなら、体臭、口臭」といった事が起こる可能性があります。

体臭、口臭に関しては時間が経たないと解決しません。おならが臭いと感じた時は腸内に悪玉菌が多くなっている可能性があるのでビフィズス菌を多く摂りましょう。

胃もたれ・胃痛については、白湯、ヨーグルトをお湯で溶かした物、少し温めたスポーツドリンクが胃酸分泌を抑制してくれるので温かい飲み物を飲んで体を温める事がおすすめです。コーヒーや紅茶はカフェインが含まれているので避けましょう。カフェインで胃を痛めてしまう可能性があります!

胃痛があるときは、一気に飲もうとしないでゆっくり少しづつ飲むこともポイントですよ♪

玉ねぎによる腹痛の対策・対処法は?

玉ねぎは健康にとても良い野菜ですが、胃腸への刺激が強いのが特徴です。体調が悪い時などは胃腸に負担がかかることもありますので、食べる前の対策をしておくといいでしょう。

【主な対策】

  • 水にさらす
  • 加熱
  • 空気にさらす

刺激を減らすにはこれらが効果的です。とはいえ水にさらしたり、加熱すると栄養成分が溶け出してしまい効果が弱くなることも理解しておきましょう。

アリシンが含まれる食材には、他に にんにく、にら、ねぎ等があるので、それらと一緒に玉ねぎを摂取する際には、食材の量を調整したり、食後にヨーグルトなどを食べることで腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えることで対策することができます。

アレルギーによる腹痛も十分に考えられますので、もし玉ねぎを食べることにより腹痛が生じた際は すぐに食べるのをやめ、頻繁に起こるようでしたら、医師に相談しましょう。

玉ねぎと食べあわせが悪い食べ物は?

食べ合わせ 食べ物

食べ物には「食べ合わせ」というものがありますよね。ですが玉ねぎには食べ合わせが悪いとされるものはないようなのでご安心を。 また特定の食べ物と合わさることで毒性を持つ、といったこともありません。

ただし、ニンニクと食べる時は食べ過ぎに注意しましょう。 ニンニクには玉ねぎ同様に「アリシン」が含まれ、その量はニンニクの方が多いのです。ですので食べ過ぎると胃腸への負担が大きくなり、腹痛や吐き気などの症状が出ることもあります。

逆に、一緒に食べた方が良いものは?

食べ合わせの良い食べ物はいくつかありますのでぜひ試してみてください。

■豚肉

ビタミンB1が豊富な豚肉ですが、このビタミンB1の吸収を促進するのが玉ねぎに含まれるアリシンです。疲労回復に効果的です。

■納豆

納豆に含まれる納豆キナーゼは血栓を予防します。玉ねぎの血液サラサラ効果とタッグを組むことでより生活習慣病の予防になります。

■トマト

トマトにはリコピンが含まれます。リコピンは血中の悪玉コレステロールを減らす効果があります。アリシンと組み合わさることで血管の老化予防になります。

■にんじん

にんじんに豊富なビタミンAはお肌や粘膜の健康に働きかけます。玉ねぎのケルセチンという成分にはポリフェノールが含まれており、活性酵素の除去などに効果的です。これらの組み合わせで美肌になれるかも!

赤ちゃんに与えるときも要注意!

赤ちゃん 玉ねぎ

玉ねぎは一般的にアレルギーが出にくい食材と言われていますが、絶対に出ないと言い切れる訳ではありません。「口腔アレルギー」と言って食べた直後に口の周りが赤く腫れる場合があります。

大人の方は、よほどの事がない限りあまり敏感になる必要はないと思いますが、子供、赤ちゃんは注意が必要です。赤ちゃんの体質によっては全身に蕁麻疹が出たりする子もいます。

もし、赤ちゃんに食べさせた時、口周りが腫れてきたり、他に異変を感じたときはすぐに小児科に行きましょう。赤ちゃんに玉ねぎを与えるにあたって気を付けて欲しいことは、生では与えないことです。しっかり加熱してから食べさせましょう。

玉ねぎ 離乳食

画像引用元:http://rinyuusyoku-miti.seesaa.net/article/365293415.html

調理方法としては皮を剥いてから使う用途に合わせてカットして、多めのお湯でゆでます。繊維がしっかりしているので時間はかかりますがしっかりと火を通しましょう。

加熱することで玉ねぎに甘みが出るので離乳食には大変おすすめです。または、しっかりと茹でた玉ねぎの水分を切り、すり鉢でペースト状にしてあげるのもいいでしょう。

「生で食べさせなければ大丈夫!」っと言い切れる訳ではありません。これらの事に気を付けてそれでも異変が起こった時は早急に病院に行きましょう。

まとめ

いくら体にいいからといっても食べ過ぎはやはり禁物です。特に生食で玉ねぎを食べる時は胃腸への負担にもなりますので少し注意した方が良さそうですね。

万が一お腹が痛くなるようならそれば食べ過ぎかもしれませんよ。

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