玉ねぎ栽培の「とう立ち」って何?とう立ちを防ぐ対策方法について

玉ねぎ とう立ち

玉ねぎ栽培をしていると「とう立ち(トウ立ち、抽苔)」を起こす場合があります。いくつかある原因を知っておくことで、予防することが可能です。とう立ちとは、蕾が上がってきてしまい、球が太らずに硬い部分が出来てしまうことです。とう立ちしないように栽培するのが大切です。

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玉ねぎのトウ立ちの原因は?

トウ立ちの原因

まずトウ立ちの原因ですが、いくつか理由があります。頭の片隅にでも覚えていれば役に立ちますよ。

・苗が大きい
玉ねぎを苗から育てる場合、大きすぎるものを使うとトウ立ちしやすくなります。

・植え付け時期
植え付け時期が早いと本格的に寒くなるまでに成長しすぎてしまいます。

・水や肥料の不足
土が乾燥していたり肥料が少ないとトウ立ちしやすくなるようです。毎日観察して土が乾燥していないかチェックする方がいいですよ。

・季節的なもの
暖冬だったり春の気温が低かったりでもトウ立ちします。こればっかりは…という感じですね。

苗の選び方や肥料について

とう立ち 予防法

とう立ちを防ぐ対策方法ですが、原因は苗が大きいととう立ちになる確率が高くなるので、苗の選び方が大切になります。

植物の苗を選ぶ際には、なるべく大きくてしっかりしたものを選ぶことが多いですが、玉ねぎの苗は小さすぎても大きすぎてもだめです。葉が直立して根が元気に伸びていて、目安は大きさが5~6mm、重さは4~5gがいいですよ。根以外の長さが20~30cmくらいが最適です。これよりも小さいと上手く育ちません。逆に大きすぎるとトウ立ちしやすく残念玉ねぎになってしまいます。

肥料の種類と量にも注意が必要です。栽培場所の土には元肥を使いますが種類や量を間違えると上手く玉ねぎが育ちません。

土作りの基本はゆっくりと効く有機肥料を入れること。完熟堆肥などの有機肥料を使うことが多いのですが、補助するために化成肥料を入れることもありますね。この化成肥料の量が多すぎると肥料が効きすぎてしまい、苗が育ち過ぎてしまいます。あくまで補助なので気をつけましょう。

最後にストレスを与えないこと、です。人間と同じ植物も生き物です。玉ねぎはストレスがかかると花芽しやすいとのこと。水切れや肥料不足、日照不足などがストレスになりますので栽培環境は出来るだけ整えてあげましょう。

種まきと植え付け時期について

玉ねぎの種

次に種まきと植え付け時期の適正を守りましょう。いくら良い苗を購入しても植え付け時期が早いと寒くなる前に大きくなりトウ立ちしやすくなります。種まきはだいたい9月~ですが、品種によって適正時期が違うので必ず確認しましょう。苗も同じです。品種で異なるので必ず確認してください。

植え付け時期が早いと本格的に寒くなる前に大きく育ってしまうのでとう立ちの原因になります。水や肥料不足や窒素の肥料が足りなくなったときにとう立ちになりやすい傾向があります。また、暖冬や春に低温だと苗が想像以上に大きくなりすぎてとう立ちの原因になります。ストレスをかけないように栽培環境を整えることでとう立ちを防ぐコツになります。

トウ立ちを予防する追肥のやり方や時期は?

追肥のやり方

トウ立ちを防ぐために追肥をしますが、時期は12月中旬~下旬、2月中旬~下旬、3月中旬~下旬の3回行いましょう。目安としては1㎡につき40gです。追肥出来たら土寄せしてあげてくださいね。

冬場で生育が緩慢になりますが、12月ならびに2月の追肥を怠ってしまうとトウ立ちが多くなってしまいます。トウ立ちを防ぐにはそれぞれの時期、特に12月と2月は必ず忘れずに追肥してあげてくださいね。3月の追肥は春以降にしっかり育てるための追肥になり、4月以降に追肥をすると保存性が悪くなってしまいうので注意しましょう。

たかが追肥、されど追肥。時期や回数でトウ立ちしやすくなったり収穫後の保存性に影響が出てしまうんですね。

玉ねぎの病気の予防法や対策について

玉ねぎの病気

・苗立ち枯れ病
発芽した後、葉が1~2枚ほどに育ったころ発病します。主な症状は葉が青白くなり軟化します。くびれが出来、 倒伏して枯れてしまいます。
【対策】糸状菌が原因です。高温時に発生しやすく、土壌や枯れた植物の中で増殖する菌です。連作を避けることと、土壌を太陽熱で殺菌してあげましょう。

・べと病
こちらの病気は全身感染と二次感染とあり、全身感染は秋頃に感染します。感染後、2~3月頃に発病します。主な症状は葉に光沢がなくなり黄褐色へ。その後大きく湾曲します。そして葉にたくさんの分生胞子が発生します。楕円形の大きな病斑が出来て多湿時にカビを発生させます。多くの株はこの病斑の部分から枯れてしまいます。
【対策】4~5月、この時期に雨が多いと感染しやすくなります。畑の排水をしっかりしておくことが予防になります。

・灰色かび病
生育過程の末期に発症する病気です。主な症状は葉に白い楕円形の斑点が出来、4月以降はかすり状で輪郭が不明瞭になってきます。原因はボトリチス菌で多湿な環境で発生する菌です。
【対策】畑の排水を良くし、風通しを良くします。また多肥も避けましょう。

他にも、乾腐病や灰色腐敗病、萎黄病、黒穂病、さび病などなどたくさんの病気があります。全てを防げたらいいのですが、なかなか難しいですよね。

一つ言えることは種付けや苗を植える前の畑の環境が影響するということ。水はけを良くしたり、風通しを良くしたりと玉ねぎを栽培するための環境を整えてあげることが大切です。

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