【玉ねぎ】 ベト病の症状と対策、予防について

玉ねぎ

昨今、自家菜園などの畑ブームなため、自分で野菜を育てる方が多いです。玉ねぎは野菜の中でも比較的 栽培しやすいといわれていますが、そんな玉ねぎを含め、植物がかかる病気に【ベト病】というものがあります。

今、このベト病の被害によって玉ねぎの収穫が困難になり、価格が上がっているそうです!自宅で栽培するにしても病気になっては意味がないですよね。なので、玉ねぎのベト病の症状と対策、予防法をご紹介していきます。

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玉ねぎの「ベト病」とは?

玉ねぎ ベト病

ベト病とは、葉に褐色の病班ができる病気で、全身感染型と二次感染型の二種類があります。症状は葉っぱがかさついたような状態になり、そのまま放置していると植物全体が茶色く変色して枯れてしまいます。

【全身感染型の特徴】
秋ごろ、玉ねぎなどの植物に病原菌が付着し、冬の間に植物全体に感染し、収穫時期の春になって発症することが特徴です。葉は光沢がなくなり、薄い黄緑色になります。植物の成長も遅れ、葉はぐったりと横に折れたりしてしまいます。そこに春の温暖多湿な条件が加わり、全身には白色のつゆ状のカビ、または暗い紫色状のカビが生じます。

【二次感染型の特徴】
二次感染型は、全身感染型とは真逆の春・夏の時期に発生します。症状は葉などに長い卵型のような斑点状で白尾または暗い紫色状のカビが発生します。感染し、カビが発生した場所から葉が折れ枯れてしまうことが特徴です。

ベト病の原因や感染について

ベト病の感染方法

ベト病の発生原因は、カビです。病原菌となるカビは、自然界で出来る純寄生のカビで、人口で作られることはほとんどありません。土の中で10年以上も休眠状態を保ち、生存します。しかし10~11月に降る雨などの影響で土が跳ね上げられ、葉に伝染することにより感染し発症します。

前述にも述べた通り全身感染型は秋のうちに枯れてしまいます。春に発症する二次感染型は全身感染型のカビが原因となり発症します。ねぎやわけぎなどの同じような病原菌に感染することが多いです。

発症の条件としては、気温が15度以上でかつ、雨が多いときに多く発生することが確認されています。その中でも4月の中旬から5月の上旬にかけて曇りや雨が多く続く場合に感染も拡大するようです。

ベト病の対策は?

玉ねぎ

では、玉ねぎのベト病の対策としてはどのようなものがあるでしょうか。

対策として水はけ・通風・採光をよくすることがあげられます。そして、狭い場所にたくさんの苗を植えすぎないことも大切です。葉の間をできるだけ広くして風通しをよくすることで ベト病になるのを防ぐことができます。

また春と秋の日没直前の水やりも発生のリスクを高めます。この時期は水が蒸発しにくいので、水を通常より少なめにするか、時間帯を変更する、もしくは水やり自体を避けるようにしたほうがいいでしょう。

ベト病の予防法は?

ベト病の予防法

道具や薬を使わずにできる玉ねぎのベト病の予防策として、枯れ始めた葉っぱを除去することがあげられます。それでも被害が大きくなるようであれば薬剤を使うしかありません。感染して症状があらわれた場合はそのままにしておくと、どこまでも被害が拡大します。

どうしても化学薬品のようなものを使いたくない場合は酢を薄めたものでも同じような効果はあります。お酢なら安心して使えますよね。ぜひ試してみてください。

玉ねぎ栽培の病気について

玉ねぎ栽培の病気

玉ねぎは簡単に栽培できるため自家菜園でも大人気です。しかし、様々な病気に感染することもあります。ここでは玉ねぎが感染する病気についてご紹介します。

・玉ねぎ委縮病
ウィルスが病原となり、感染方法としてはアブラムシなどが菌を運び感染します。被害の様子としては、葉がモザイク状に変色したり、まっすぐに育たずねぎれたりし、最悪の場合、葉が枯れてしまい植物の育つ速度も遅いです。

・玉ねぎ萎黄病
ウィルスが病原となり、感染方法としてはヒメフタテンヨコバイなどが菌を運び感染します。玉ねぎの苗がブヨブヨの水を含んだ状態になります。最悪の場合は玉ねぎが枯れてしまいます。

・玉ねぎ軟腐病
土の中にいる細菌が原因で感染します。高温多湿の時期に発生し、葉の根元が柔らかくなり、葉が倒れたり、球根部分は柔らかくなり、悪臭も漂います。

・玉ねぎ腐敗病
貯蔵中に感染した玉ねぎが混ざっていると感染が拡大します。玉ねぎの下から2~3枚目の葉が枯れることが特徴です。1~3月の玉ねぎを売り下げ乾燥させる時期に雨が多いと、発生しやすくなります。

・玉ねぎさび病
玉ねぎではあまり感染はしませんが、葉に錆のような赤褐色の小さな点が発症します。病気に感染した株を発見した場合にはすぐに抜き取りましょう。

・玉ねぎ小菌核病
感染源は土の中に住みついて感染します。ひどいときには葉の先端が白くなり、最終的には枯れてしまいます。

・玉ねぎ黒斑病
カビが原因で発症し、葉に縦長の黒い斑点が出来ます。葉は枯れないのですが、病斑部から葉が折れます。

・玉ねぎボトリチス葉枯症
ボトリチス菌が4種類以上葉に寄生して症状を起こします。葉に楕円形の白い斑点が現れます。

・玉ねぎ白色疫病
高温多湿の環境で発症します。主に葉に発生し、葉の中央から先端かけて変色し、古くなると葉の先端が白や灰色になり、葉は垂れ下がって先端が枯れてしまいます。

・玉ねぎ乾腐病
玉ねぎを育てるオールシーズンで発症の恐れがある病気です。軽度の場合には、玉ねぎの発育が悪く、葉も曲がってしまいます。ひどくなると葉が黄色くなり、委縮し枯れてしまうことがあります。根元には白いカビが発生することもあり、貯蔵している際にも発症することがあります。原因は土の中が汚染されてて、その病原菌が根や葉から玉ねぎに侵入しで発症します。高温になるとほとんどの確率で発症する可能性のある恐ろしい病気です。

・玉ねぎ灰色腐敗病
カビが原因で発症し、腐敗した玉ねぎの表面に黒色のカビなどが付着します。発育も悪くなります。

・玉ねぎ黒腐菌核病
カビが原因で発症し、病気に感染すると歯の根元から枯れてしまいます。土の中が酸性の場合に発生しやすくなります。

・玉ねぎ炭疽病
カビが原因で発症し、雨や風などにより感染が拡大します。

・玉ねぎ黒穂病
本葉がまだ2,3枚しか生えていないときに土の中に滞在している病原菌が原因となり発症します。感染した部分は黒く変色し、枯れてしまいます。

・玉ねぎ苗立枯病
玉ねぎが発芽し、葉が2~3枚出来始めた頃に感染します。菌が原因で、土の中や枯れた植物の中で増殖拡大します。症状としては、葉が青白くなり、柔らかくなったのちに倒れて枯れてしまいます。高温時に発症することの多い病気です。

・玉ねぎ紅色根腐病
玉ねぎが作られるどの期間でも発症する可能性があります。症状としては、根が赤く変色します。軽度の場合には根が変色するだけで済みますが、重症化すると玉ねぎの玉内に空洞ができることもあります。原因は土の中に住みついている細菌です。

以上のように玉ねぎを育てるだけでも様々な病気に感染する可能性があります。作物を健康的に育成するためには、様々な努力が必要なのですね。

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