野菜の土作りってとっても重要だって知っていますか?
作る野菜によって土質が違ったり、たい肥が違ったり、実は野菜ごとに適した土があるんです。
本日はその重要な土についてご紹介!玉ねぎに適した土がどういう土なのかを見ていきましょう。
玉ねぎ栽培は土作りが重要!作り方は?
玉ねぎを育てるのにも例外なく「土作り」がとても重要になります。
玉ねぎは栽培期間が長いのに対して、根を浅く張るため肥料切れや乾燥がしやすい作物です。植えつけるまえに畑をしっかりと耕して、堆肥を十分にいれておくことが大切です。
また、しっかりとした保水力のある土作りをしましょう。ちなみに玉ねぎはその種類によって少しずつ好む土の性質が変わります。
まずは早生種。こちらは砂質の土を好みます。早めに植えるため、砂質の土にすることで地温が上がりやすく大きく育つのが特徴です。
こちらとは逆に、長期保存用の中晩生種や晩生種は粘土質の土を好みます。粘土質の土で作ることで、しっかり実がしまった玉ねぎになります。
また、玉ねぎは酸性の土質を嫌いますので、土作りをする際は畑用の石灰などをまぜて、しっかりとpHも調整してやりましょう。
また土作りは大体植え付けの1週間から10日前までに済ませて土を落ち着かせておきましょう。
玉ねぎの苗の植え付け時期はいつ?
では、次に玉ねぎの苗の植え付け時期ですが、こちらも品種によって異なります。
中晩生種、晩生種・・・11月中旬~下旬
苗と苗の間を15cm~18cm程度あけて植えます。苗の茎の白い部分を2cm程度土の上に出るようにしながら植え付けます。
植え付けたら玉ねぎの株本をぎゅっと押さえてから水をやります。「鎮圧」という作業なのですが、これをすることで実のしまった美味しい玉ねぎに育つ大事な作業です。
収穫までの玉ねぎの育て方について
では、植え付けてから収穫までの玉ねぎの育て方です。
まず植え付けた玉ねぎがしっかりと畑の土に根を張るよう、しばらくは水やりを行います。
しかし、根が張って落ち着いてくると、見るからにしっかりとしてくる様子を感じられるので、そうなればある程度は自然に任せておいて大丈夫です。
また、玉ねぎは根の張り方が浅いので水切れや肥料切れを起こしやすく、追肥は美味しい玉ねぎを作るのに重要なポイントになってきます。
始めの追肥はだいたい植え付けから45日後ぐらい、そのあとの追肥は植え付けから2か月後ぐらいに行います。また収穫の4月ぐらいになったら追肥は行いません。
2回目の追肥を終えたら後は収穫を待つばかりです。ただし、収穫前に「とう立ち」と言って 玉ねぎの茎に蕾ができたら、早めに摘み取りましょう。これが美味しい玉ねぎを作るコツになります。
春のとう立ちを待ち、春になってとう立ちができたらそれは収穫の合図です。
苗を植えてから収穫するまでに非常に時間がかかるぶん、収穫できると嬉しいものです。頑張って良い玉ねぎを作ってくださいね!