玉ねぎが健康に良いということは皆さんご存知かと思います。血液がサラサラになる!というのももはや常識といってもいいくらい浸透していますよね。ではなぜ血液がサラサラになるのでしょうか?
今回は玉ねぎが持つ驚くべき健康パワーや効果的な食べ方についてご紹介したいと思います。生活習慣病の予防にもなりますのでぜひチェックしてみましょう!
記事の目次はコチラ♪
玉ねぎの血液サラサラ成分について
血液サラサラ効果が話題となり、健康に良い野菜として人気の玉ねぎ。これまでに酢玉ねぎや玉ねぎステーキなど、さまざまな調理法が話題にもなっていますよね♪
そんな人気の玉ねぎに血液サラサラ効果があるのは、アリシン(硫化アリル)が含まれているから。アリシンは血液が固まるのを抑制する効果があり、血栓や動脈硬化の予防が期待されています。
しかし、玉ねぎは調理法によってはその成分が損なわれてしまうかも!?
玉ねぎに含まれるアリシンを損なわない調理法は後半でチェック♪
血液がサラサラじゃないと起こる病気や症状
血液は生活習慣などによってドロドロになったり、サラサラになったり変化します。
ドロドロ血液というのは暴飲暴食によって血液中の脂質・糖質が増えている状態です。この状態の場合、血流が悪くなりさまざまな不調が現れます。もちろん飲食以外にも病気によって血流が悪くなることもあります。
とはいえこのままにしておくと命に関わる病気を発症する危険もありますので、改善が必要です。
高血圧
高血圧は塩分の摂り過ぎや肥満、ストレスなどが原因になりますが最も危険なのがドロドロ血液です。
血液中に脂質や糖質などが蓄積されると血流が悪くなります。すると心臓は全身に血液を流す為にいつも以上に動こうとし圧力を高めます。これが高血圧です。
心臓に負担がかかるので心疾患などの危険があり、注意しないといけません。
動脈硬化
動脈硬化は血管が硬くなる病気です。硬くなると血液の流れが悪くなり、心臓への負担も大きくなります。また血管内がもろくなり、狭くなったり詰まったりといった状態になります。
こうなると血液で運ばれるはずだった酸素や栄養が十分に行き渡らなくなり、臓器や組織にも影響を及ぼします。最悪の場合は壊死することもある大変怖い状態です。
1日の摂取量について
玉ねぎの1日の摂取量は成人で50gが目安とされています。食べ過ぎても問題はありませんが、人によっては腹痛などの症状が出ることもあります。
血液サラサラ効果を期待する場合は生で食べるのがおすすめです。
玉ねぎの成分を損なわない調理法
アリシンに血液サラサラ効果があることはお分かりいただけたと思いますが、このアリシンは水溶性のため、水にさらすと成分が流れ出してしまいます。
サラダにして食べるときは水にさらさず、空気に15分以上触れさせておきましょう♪
また、アリシンは加熱にも弱いのですが、細胞が壊れてから時間が経つと熱に強い成分に変質する特徴があります。なので、加熱調理をするときは玉ねぎを切った後、しばらく時間をおいてから調理するのがオススメです。
アリシン以外にも、玉ねぎの皮に含まれる【ケルセチン】は栄養価満点!!ケルセチンについては続きでご紹介します。
ケルセチンは「玉ねぎ茶」がおすすめ
玉ねぎの皮には、【ケルセチン】という成分が含まれています。
このケルセチンは脂肪の吸収を抑制するなどダイエットに効果的なほか、抗酸化作用やデトックス効果、花粉症や喘息などのアレルギー疾患を改善してくれる効果もあるのだとか!!
玉ねぎの皮に含まれるケルセチンを効果的に摂取したいなら、玉ねぎ茶がオススメです。
<玉ねぎ茶の作り方>
まず、玉ねぎの皮を風通しのよいところに干して乾燥させます。オーブンで乾燥させるのもOK♪
乾燥させたら、袋に入れてよくもんで粉状にし、ひとつまみに対し、水をコップ3杯の割合で、5分以上弱火で煮詰めます。水の量が半分になったら完成です♪
血液サラサラ効果のあるレシピ5選
■玉ねぎと鱈のマリネ■
画像引用元:https://cookpad.com/recipe/4464376
【材料】
- 玉ねぎ(中) 1/2個~
- 片栗粉
- 真鱈 2切れ
- にんじん 1/4本~
<A> - 水 200cc
- 酢 大さじ4
- 砂糖 大さじ1+1/2
【作り方】
- 真鱈は水気をしっかりとふき取る。
- タッパーに<A>を入れてしっかり振って混ぜる。
- 玉ねぎは薄切り、にんじんは千切りにして(2)に入れる。
- 真鱈に片栗粉をまぶしてカラッと揚げてください。
- 揚げたてすぐに(3)へ入れたら冷蔵庫で冷やして完成。
■まるごと玉ねぎのコンソメ煮■
画像引用元:https://cookpad.com/recipe/4456253
【材料】
- 玉ねぎ(小) 5個
- ベーコン 3枚
- コンソメ 2個
- ニンニク 1片
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩コショウ 少々
- 砂糖 適量
【作り方】
- 玉ねぎは皮をむき、ニンニクはスライス、ベーコンは好きなように切る。
- 鍋にオイルとニンニクスライス、ベーコンを入れたら塩コショウをして炒め、玉ねぎも加えて炒めます。
- 玉ねぎに焼き色がついたらヒタヒタになるくらいまで水を注ぐ。
- 煮立ったらコンソメを加え、砂糖と塩コショウで味を調える。
- そのままじっくり煮込んで完成。
■玉ねぎとサバ缶パスタ■
画像引用元:https://cookpad.com/recipe/2710417
【材料】
- パスタ 300~400g
<ソース> - サバ缶 1個
- 玉ねぎ 1個
- ピーマン 1個
- トマトジュース 300cc
- 塩コショウ 少々
- 顆粒だし 小さじ1
- タバスコ お好み
- 大葉 4~5枚
【作り方】
- トマトジュースは冷やしておく。
- 玉ねぎとピーマンはみじん切りにする。
- ボウルに(2)とサバ缶をほぐしながら入れる。汁も一緒に!
- トマトジュースと顆粒だし、塩コショウを加えてよく混ぜて冷蔵庫で冷やしておく。
- パスタを茹でてから冷水でしめてから(4)に入れて絡ませる、
- 千切りにした大葉を乗せて完成。
■玉ねぎと生姜のさっぱり漬け■
画像引用元:https://cookpad.com/recipe/1924535
【材料】
- 玉ねぎ(小) 3個
- 生姜 40g
- ベーコン 2枚
- ごま 大さじ1
- ごま油 大さじ1
<A> - 酢 大さじ5
- 白だし 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- 塩 小さじ1/2
- 醤油 大さじ2
【作り方】
- 玉ねぎと生姜を千切りにし、ごま油を引いたフライパンで炒める。
- 玉ねぎが透き通ってきたらOK!
- ボウルに移して<A>と千切りにしたベーコン、ごまを入れてよく混ぜる。
- タッパーに移して粗熱が取れたら冷蔵庫で半日以上冷やして完成。
■玉ねぎとサバの甘辛煮■
画像引用元:https://cookpad.com/recipe/4800470
【材料】
- 玉ねぎ(中) 1個
- サバ 4切れ
- しめじ 1/4株
- 生姜(大) 半分
<A> - 水 200ml
- 酒 大さじ4
- みりん 大さじ4
- 砂糖 大さじ1
- 醤油 大さじ6
【作り方】
- サバは水分をふき取り、塩を振って5分ほど置く。
- 綺麗に洗い流したら水気をふき取り、皮目に切り込みを入れておく。
- 玉ねぎと生姜は薄切りに。
- 浅めのフライパンに水と生姜、<A>を入れて煮立たせる。
- 中火に落としてからサバをいれ、煮汁をかけながら表面に火を通す。
- アルミホイルなどで落し蓋をし、さらに蓋をして弱火で10~12分煮てお皿へ。
- 残り汁で玉ねぎときのこを弱火で火が通るまで煮て(6)に乗せ完成。
まとめ
血液がドロドロになると心疾患や脳血管疾患など命に関わる病気に繋がります。健康診断で血圧が高めと言われたら日々の食生活をまず見直してみましょう。
玉ねぎは手軽なので取り入れやすいのでおすすめですよ♪