最近は家庭菜園をされている方が増え、私の知り合いも土地を借りて野菜を育てています。自分で育てた野菜は安心で、何より美味しさもひとしおなんだとか!
そんな家庭菜園でも人気の玉ねぎの植え付けについて今回はご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね♪
記事の目次はコチラ♪
玉ねぎの植え付け時期はいつ?
玉ねぎ栽培は比較的簡単になります。最近はホームセンターなどに行けば苗が販売されているので楽なんですよ。
また大きい苗を植えれば枯れてしまう心配もいりません。基本的な栽培方法を守ればちゃんと収穫出来る野菜です。
玉ねぎは春に収穫する場合、越冬する必要があります。よって植え付け時期は大体10月の中旬から12月上旬になります。早生や、中生、晩生などで多少の変化はありますが基本は同じです。
ただ晩生の場合は植え付けが遅くなると梅雨に収穫する可能性があるので、初めて栽培する場合は早生がいいかもしれませんね。
土づくりや畑の準備の注意点
玉ねぎに限らず野菜を育てるにはまず土づくりが大切です。しっかりポイントを押さえておきましょう。玉ねぎ栽培における注意ポイントは3つあります。
- 酸性土壌は好まない
- カルシウムを忘れずに
- 窒素は少なめに
この3つに注意して土づくりを行いましょう。ではそれぞれを説明していきます。
酸性土壌は好まない
酸性土壌の場合、苗付けをした後に枯れてしまう可能性があります。
玉ねぎは酸性よりもアルカリ性の土壌を好みますので、苗付けをする2週間前に石灰(苦土石灰や貝殻石灰)をまいておきましょう。ただし、消石灰は強いのでやめた方がいいですよ。
カルシウムを忘れずに
玉ねぎ栽培はカルシウムをたくさん使います。成長する際に必要になる栄養なので忘れないようにしましょう。地面が少し白っぽくなるくらいでいいので、牡蠣殻石灰をまくのがおすすめです。
石灰をまいた後は石灰と同量の鶏糞堆肥をまきます。この鶏糞堆肥は苗付けの2週間~1ヶ月前にまいてください。肥料をまいてすぐに苗付けをすると玉ねぎの根が傷み、上手く育ちません。
窒素は少なめに
窒素が多いと腐りやすいので少なめにしてください。腐りやすい玉ねぎは長期保存出来なくなるんですよ。化学肥料をたくさん使用すると窒素が多くなりますので気をつけてください。
苗の根切りはするべき?
苗を買ってきていざ植え付けよう!と思ったとき、根が気になりますよね。これってそのままにしておくのか、切った方がいいのか困ります。
そのまま植える人もたくさんいますが、切ったときと切らないときのメリットを見てみましょう。
★根を切らない場合★
そのまま植える場合のメリットは次の通りです。
- 植え傷みが少なくなる
- 根付きが早くなる
根を残すことで、苗へのダメージが減ります。元々玉ねぎは丈夫な野菜ではありますが、植え付け直後にダメージを受けると生育に影響が出ます。酷いときは枯れてしまうことも。
そして根をそのままにすることで根付きが早くなります。越冬させる必要がある玉ねぎですが、根があると冬の成育も安心です。
★根を切る場合★
初めて栽培する場合は切らない方が無難ですが、それでも切りたいという場合は3cm程は残しておきましょう。メリットはどんなものがあるのでしょうか?
- 植え付けしやすくなる
- 球の大きさが揃いやすくなる
- 新しい根が出る
根を切ると植え付けしやすくなり、作業効率が上がります。根が地上に出ることもありません。また球が揃いやすくなることで収穫の際の玉ねぎの大きさが揃います。
そして根を切ることで新しい根が生えるのですが、量が多くなります。よって生育が良くなります。
それぞれメリットがあります。自分に合った方法で栽培してみてください。
列植えとベッド植えの方法
植え付け方法には「列植え」と「ベッド植え」という2種類の方法があります。特に決まりはありませんので畑の状態などで決めてください。
【列植え】
列植えをする場合は溝を作り、植え付け後は覆土と鎮圧作業が連続して必要になります。作業能率が高くなり、収穫前の列間や後作も可能なので、畑を効率良く使用することが出来ます。
【ベッド植え】
ベッド植えの場合は面積当たりに植え付ける株数が多く、フィルムマルチを効率良く使用出来ます。また、雑草を抑えることも出来たり、球が大きくなるのも早くなるといったメリットもあります。
植え付けのコツは乾いた畑の溝の中やベッドにかん水をします。そして苗は大きさを揃えて根は抜き取ります。植え付け後は株元をしっかり鎮圧して根と土を馴染ませましょう。
どちらの方法にせよ、植え付けの深さが根に2~3cmの土が被るくらいです。緑葉が隠れてしまうのは深すぎで、生育が悪くなります。
植え付けてから畑が乾燥しすぎたら、根元にかん水を2~3度与えます。
肥料時期や追肥のやり方とは?
玉ねぎの追肥はとっても大切です。忘れないようにカレンダーなどに記入しておきましょう。
追肥の時期は1月上旬~中旬になります。この寒い時期に追肥することで玉ねぎがしっかりと生育し、立派な玉ねぎになります。
追肥は年明け後に2回行います。2回目は1月下旬~2月中旬です。品種によって異なるので、苗を購入する際に確認しておきましょう。追肥が遅れると糖立ちしてしまうので忘れないようにしてくださいね。
家に玉ねぎがあると安心するのは私だけではないはずです!初心者でも栽培しやすいので、家庭菜園にとってもおすすめなんですよ。
これから始めようと考えている人には本当におすすめです!