【玉ねぎの成分】ケルセチンの効果やオススメの摂取方法は?

玉ねぎ ケルセチン

生で食べても、火を通して調理しても美味しい玉ねぎは、健康にもよいとされる野菜のひとつです。玉ねぎに含まれる硫化アリルが「血液をサラサラにする」といった効果から動脈硬化や心筋梗塞、高血圧などの予防にもよいと期待されています。

さらに、玉ねぎの中に含まれる成分で「ケルセチン」がありますが、ポリフェノールの一種で、特に玉ねぎに豊富に含まれています。これもまた私たちの体によい働きをしてくれます。

ここでは、玉ねぎの成分【ケルセチン】の効果についてご紹介します。




ケルセチンの効果・効能とは?

玉ねぎに含まれる成分のケルセチンはポリフェノールの一種です。殺菌作用や血中コレステロールへの働きかけなど抗酸化作用も持ち、細胞が老化していくのを抑える作用があります。

そのため、玉ねぎの成分であるケルセチンにも同じような効能があり、一般的な白い玉ねぎよりも赤玉ねぎに多く含まれるとされています。

ケルセチン

ケルセチンには、体内で発生し、細胞を錆びつかせることで老化や疾病を引き起こす活性酸素を取り除く作用があります。活性酸素によるダメージを受けると、柔軟性を失った赤血球は血管内をスムーズに流れることができなくなります。

そうして発生した血流の停滞は、様々な不調を引き起こしかねません。しかしケルセチンには活性酸素を除去する作用があるため、血流の滞りを防ぎ、それをスムーズにする効果が期待できます。

また動脈にコレステロールが付着するのを抑制する作用もあるため、動脈硬化予防にも効果があるとされています。

他にも花粉症予防や関節痛の緩和などにも有効だと言われているケルセチンは、まさに健康維持の強い味方とも言える成分です。

ケルセチンの摂取がおすすめの人とは?

ケルセチンの摂取

小さいお子さんから高齢者の方まで、幅広い年代の方に良い玉ねぎ。次の症状を緩和したい人や効果を期待する人には特におすすめします。

  • 生活習慣病を改善したい方
  • ひざなどの関節痛を改善したい方
  • アレルギーを改善したい方
  • デトックス・ダイエットしたい方

アレルギーの症状改善にもオススメ

アレルギーの症状

アレルゲンが体内に入ることにより体の中の免疫細胞が抗体をつくります。その抗体がアレルゲンと結合、さらにそれが結びつくとヒスタミンやロイコトリエン、血小板活性化因子などの化学物質が生じます。

それらの物質は炎症や発疹、痒みなどを引き起こすのですが、そのアレルギー症状を玉ねぎのケルセチンには抑えることができる抗炎症作用があるので、症状を緩和することができるということになるのです。

アトピー性皮膚炎の抑制にも効果的!

ケルセチンの成分は、アレルギー症状の緩和と同じ理由からアトピーの症状の緩和にも効果的とされています。

アトピー性皮膚炎はアレルギー症状と同じなので、玉ねぎに含まるケルセチンの抗炎症作用がアトピーによる皮膚の炎症や痒みの改善にも効果が期待できます。

ケルセチンを摂取しすぎると危険!

ケルセチン

ケルセチンは、1度におよそ700mg以上摂取すると、腎臓障害などを引き起こすと言う報告がされています。

ただし玉ねぎでも、その含有量は1kgでおよそ80~150mgです。700mg以上摂取しようと思ったら、途方もない量の玉ねぎを食べる必要があります。

サプリメントで摂取する場合にも、きちんと摂取量は調整されていますから、心配の必要はほとんどありません。

玉ねぎ皮茶が効果的!!

たまねぎのケルセチンをより効果的に摂取する方法として、【玉ねぎ皮茶】がおすすめです!

玉ねぎの外側の茶色い部分を綺麗に洗い、乾燥させたものを水から入れて、煮出したものを飲むのとより多くのケルセチンを摂取することができます。作り方はこちら!

⇒ 玉ねぎ皮茶の作り方【動画】

体によいとされるケルセチンですが、過剰な摂りすぎもまた副作用を引き起こすので、気を付けてください。過剰摂取すると頭痛、手や足のしびれなどを引き起こします。

ただし、過剰摂取といっても一気に玉ねぎを20コ摂取しなければ健康を害する範疇を超えてこないのであまり副作用については考えなくてもよいかもしれませんね。

 ぜひみなさんもいつもの玉ねぎで健康を目指してみませんか♪

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